ご案内
インターネット上で、個人を特定するものはIPアドレスまたはホスト名128と、アクセス日時です。
ネットワークのそれぞれのポイントで、これを記録い監視します。
攻撃者や侵入者を特定することも必要になります。
特定の材料となるアクセス日時は正確である必要があります。
パソコンの時計を合わせるための機能を提供するサーバをNTP(NetworkTimeProtocol)サーノ~129といいます。
サーバは定期的にNTPサーバに接続して時計を合わせましょう。
(2)ネットワーク構成とログ取得のポイント。
企業内のコンヒ。
ュータには、Webサーバやメールサーバのようにインターネットからのアクセスを許可しなければならないものと、クライアントマシンやプロキシサーバのように外部から接続させるべきでないものがあります。
このとき、ファイアウオールを使ってパケットフィルタリングを行うとともに、公開するサーバ群と公開しないコンビュータ群を別のネットワークに分けて管理す126ハニーポットは図(おとり)サーバのことです。
TheHoneynetPro」ect(http://pro」ecthoneynetorg/)などハニーポットを設置して侵入者の行動を分析しているなと守研究グループもいくつかあります。
127Webサーバからの要求によってブラウザなどが吐き出すクライアント情報。
リンク元情報のHTTPも環境変数の一つで、す。
128例えば、210164226210がIPアドレスでsecedcac」pがホスト名です。
ホスト名はIPアドレスと1対1に対応しています。
129多くは有料のサービスです。
る方法が採用されています。
このとき、公開するサーバ群のあるネットワークをDMZ(De-MilitarizedZone:非武装地帯)といいます。
ファイアウオールではNAT(ネットワークアドレス変換)を使って公開サーバ宛のパケットをDMZに転送します(図115)。
DMZWebサーバ、Mailサーバ、DnsサーバなどB公開サーパのログAファイアウオールのログLAN図115セキュリティを意識したネットワーク構成とログの取得ポイント@Aではパケットフィルタリングの結果、破棄したパケットのIPアドレスと日時をログに取得します。
通過したパケットは膨大な量になるため、記録は現実的ではありません。
Bは、Webサーバのアクセスログ、メールサーバのログなどです。
正常なアクセスとエラーログを別に取得して監視しやすくします。
C内部からのアクセス先URLを、IPアドレス、アクセス日時ともに記録します。
(3)侵入者の特定方法。
アクセス元のIPアドレスがどの企業、学校、プロパイダーのものか調べます。
アクセス元が踏み台の場合は、プロキシサーバのログ調査を依頼い本来のアクセス元を調べます。
アクセス元がプロパイダーの場合には、認証サーバとDHCPサーバのログによりユーザの特定が可能です。
単に問い合わせただけではプロパイダーは個人情報保護の観点からユーザ情報の開示を行いません。
この後は、事件の内容によってプロパイダー責任法の適用を検討することになります。
アクセス元が企業や学校の場合、サーバの管理者に事情を話して対応してもらうことになります。
ただい必ず認証を行っているプロパイダーと異なり、個人を特定する手段が存在しない場合があります。
プロキシサーバを使っていないか、使ってもログを取得していない場合、ログPがあってもその時間にそのIPアドレスを割り当てたパソコンを誰が使ったか追跡できない場合です。
本人確認とパソコンの割り当て記録を実施しているインターネットカフェとそうでないカフェがあるでしょう。
電器店のパソコン展示コーナーから、なりすましメールを送信した容疑者を逮捕できた事例130が、ありました。
しかいこのようにログ管理と監視カメラを併用したセキュリティ対策を導入している電器店はまだ少ないでしょう。
学校や企業でも管理が悪いと、外部にアクセスした個人を特定できない事態になってしまいます。
2002年5月から施行されているプロパイダー責任法は、ログの記録を義務付けてはいませんが、それでも加害者となりえる者を特定する記録を残すことは被害者救済のために企業が果たす責任と思います。
プロパイダー責任法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)は2002年5月に施行された法律です。
この法律でいう特定電気通信役務提供者はプロパイダーだけをさすものではなく、インターネット上で他人の通信を媒介するサービスを行っていれば、サーバの管理者・運営者、掲示板管理者なども含まれます。
インターネット上で知的所有権や名誉権、プライパシー権などの権利侵害が行われ、抗議や損害賠償請求をしたくても加害者の住所や氏名がわからないことがよくあります。
このようなときに被害者はその特定電気通信役務提供者に発信者情報の開示請求をすることができます。
また、自身が管理している掲示板などに書き込まれたものについて、管理者としてどの程度責任を持たねばならないかという点に難しい問題があります。
プロパイダー責任法の施行前は、名誉毅損に相当する投稿を削除しなかったとして管理者の責任が問われる事件がありました。
企業等法人の名誉を毅損する行為で、あっても、それが真実であり、消費者を守る公益目的でなされたものであれば法的責任を問われない132のですが、こうなると掲示板やサーバの管理者は真実かどうか判断できなくても削除しがちになります。
表現の自由を行使できないことも考えられます。
そこで、プロパイダー責任法は、管理者はその管理する掲示板等で権利を侵害されているという者から連絡があった場合、削除について発信者に同意するかどうか照会する期間を規定しました。
管理者は発信者が照会を受けてから7日を経過しでも同意しない連絡がない場合に削除すればよいことになりました。
(4)IPアドレスの割り当てかた。
攻撃者特定に欠かせないIPアドレス割り当ての仕組みを勉強しておきましょう。
パソコンへのIPアドレスの割り当てかたは2通りあります。
1つ目は動的IPアドレス割り当てで、ネットワークに接続した時にDHCp133サーバから、IPアドレスを付与されるものです。
パソコンやユーザが同じでもIPアドレスは接続のたびに(偶然を除130リクルート社の社員になりすまいウイノレスメールを他社に送信した事件。
偽計業務妨害罪で逮捕されました。
2002年6月1312ちゃんねる事件。
掲示板f2ちゃんねる(http://www2chnet/)に書き込まれた動物病院や化粧品会社の名誉を低下させる投稿の削除を怠ったとして、裁判所は管理人に責任を負わせました。
132刑法第230条2は、名誉を駿損する行為であっても、それが公共の利害に関する事実かっ専ら公益目的で真実と証明があれば罰さないとしています。
133DHCP(DynamicHostConf・igurationProtocoI)はIPアドレス割り当てのプロトコルで、す。
けば)変わります。
一般ユーザがプロパイダー経由で接続するときのほとんどがこの方法によります。
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